
登録概要と基本データ
サブタイトル:ヒロシマが訴える、核廃絶と恒久平和のシンボル
国 / 大陸:日本(広島県) / アジア
種別:文化遺産
登録年:1995年
登録基準:⑥
キーワード
人類史上初の原子爆弾の投下、負の遺産、チェコの建築家 ヤン・レツル、広島県産業奨励館、エノラ・ゲイ、リトル・ボーイ、核兵器廃絶と世界恒久平和、ヒロシマの願い
世界遺産の紹介
旅人なかむー
「これが原爆ドーム…。実際に見ると、胸が苦しくなるよ。」
案内人イーサン
「そうですよね。チェコ人建築家のヤン・レツルが設計したレンガ造りの近代建築で、戦時中は“広島県産業奨励館”と呼ばれていました。」
旅人なかむー
「戦前は普通の建物だったのに、今は全然違う意味を持ってるんだね。」
案内人イーサン
「はい。1945年8月6日、アメリカ軍の爆撃機“エノラ・ゲイ”が原子爆弾“リトルボーイ”を投下しました。爆心地の真上に近かったため、建物は破壊されながらも骨組みが残ったんです。」
旅人なかむー
「瓦礫のようでいて、崩れきってない姿が逆に怖い…。まさに“人類の破滅と文明の終末”を象徴してるみたいだね。」
案内人イーサン
「その通りです。戦後、崩壊の危険性や悲惨な出来事を思い出したくないという意見が上がり、取り壊も検討されました。でも市民の“原爆の惨状を後世に伝えるべき”という声で、1996年に永久保存が決まったんです。」
旅人なかむー
「世界遺産になったとき、国際的な反応はどうだったの?」
案内人イーサン
「アメリカは反対、中国は審議を棄権しました。でも最終的に、核兵器廃絶と世界恒久平和を訴えるシンボルとして登録されたんです。」
旅人なかむー
「なるほど…。ここには“ヒロシマの願い”が込められてるんだね。」
案内人イーサン
「ええ。破壊の象徴であると同時に、未来に平和を訴え続ける“負の遺産”なんです。」
対策ポイント
- 負の遺産
- 人類史上初の原子爆弾の投下
- チェコ人建築家ヤン・レツルが設計
- 戦時中は広島県産業奨励館と呼ばれていた
- アメリカの爆撃機“エノラ・ゲイ”が原爆“リトルボーイ”を投下
- 崩れ残った姿は人類の破滅と文明の終末を象徴
- 戦後は取り壊し検討も → 1996年に永久保存決定
- 世界遺産登録時:アメリカは反対、中国は棄権
- 核兵器廃絶と世界恒久平和のシンボル
- ヒロシマの願いを未来へ伝える

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