琉球王国のグスク及び関連遺産群

登録概要と基本データ

サブタイトル:海上交易で栄えた王国と独自の文化を伝える城と聖地

国 / 大陸:日本(沖縄県) / アジア

種別:文化遺産

登録年:2000年

登録基準:②、③、⑥

キーワード

明、中央貿易、ニライカナイ、独自の文化、按司、グスク、首里城跡、今帰仁城、座喜味城、勝連城、中城、祭祀の斎場御嶽、玉陵、琉球王国

世界遺産の紹介

旅人なかむー
「ハイサイ!沖縄に来たよ!青い海と空に石垣の城跡が映えて、雰囲気が本州のお城と全然違うね。」

案内人イーサン
「そうなんです。ここは『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として世界遺産に登録されています。グスクというのは沖縄独自の城のことなんですよ。」

旅人なかむー
「グスクって“城”のことなんだ!誰が築いたの?」

案内人イーサン
「最初は“按司(あじ)”と呼ばれる地方の有力者が築いたんです。戦乱の時代には居城や拠点として使われました。」

旅人なかむー
「なるほど〜。戦国時代のお城と同じ役割なんだね。」

案内人イーサン
「でも琉球は本州と違って“中央貿易”で栄えました。明(中国)や東南アジア、日本とも交流して、独自の文化を築いたんです。」

旅人なかむー
「交易で文化がミックスされたんだね。だから沖縄って独特なんだ!」

案内人イーサン
「代表的なのが首里城跡。琉球王国の政治と文化の中心でした。赤い瓦や石垣の曲線はまさに沖縄らしい景観ですね。」

旅人なかむー
「首里城って世界遺産なんだ!火災で焼けたニュースもあったけど…やっぱり象徴だよね。」

案内人イーサン
「その通りです。他にも北部の今帰仁城、中部の座喜味城・勝連城・中城があります。これらもグスクの代表例です。」

旅人なかむー
「へぇ〜!沖縄中にグスクが点在してるんだね。」

案内人イーサン
「さらに祭祀の場として“斎場御嶽(せーふぁうたき)”も登録されています。ここは“ニライカナイ”という海の彼方の神の世界とつながる聖地なんです。」

旅人なかむー
「おぉ…信仰と自然が一体化してるんだね。厳かな雰囲気だ。」

案内人イーサン
「それから王家の墓である“玉陵(たまうどぅん)”も世界遺産です。歴代国王が眠る場所で、琉球王国の格式を示しています。」

旅人なかむー
「グスクだけじゃなく、聖地や墓も一緒に登録されてるんだ。王国の全体像が見えるね!」

案内人イーサン
「そうなんです。琉球王国の政治・文化・信仰を総合的に伝える貴重な遺産なんですよ。」

対策ポイント

  • グスク:沖縄独自の城、地方豪族“按司”が築く
  • 代表例:首里城跡、今帰仁城、座喜味城、勝連城、中城
  • 中央貿易で栄え、明や東南アジアとの交流で独自の文化形成
  • 斎場御嶽:祭祀の聖地、ニライカナイ信仰
  • 玉陵:琉球王国歴代国王の墓
  • グスク+信仰+墓で琉球王国の歴史と文化を総合的に物語る

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