
登録概要と基本データ
サブタイトル:平安の栄華を映す、清盛ゆかりの海上の神社
国 / 大陸:日本(広島県) / アジア
種別:文化遺産
登録年:1996年
登録基準:①、②、④、⑥
キーワード
弥山、平清盛、寝殿造り、両部鳥居、海に浮かぶ能舞台、空海の護摩の火、宗像女神
世界遺産の紹介
旅人なかむー
「うわぁ〜!本当に海に浮かんでるみたいだね。朱色の社殿が水面に映えてめちゃくちゃきれい!」
案内人イーサン
「そうなんですよ。今のように海上に本殿や拝殿が建てられたのは1168年、平清盛のときなんです。厳島神社は平家の栄華を象徴する建造物なんですよ。」
旅人なかむー
「清盛かぁ!まさに平家物語の世界だね。」
案内人イーサン
「建築様式も特徴的で、平安貴族の住宅建築“寝殿づくり”を神社に取り入れているんです。だから優雅で品のある雰囲気なんですよ。」
旅人なかむー
「なるほど、だから宮廷みたいな雰囲気がするんだ!それにしても、あの鳥居はどうやって海の中に立ってるんだろう?」
案内人イーサン
「あれは“両部鳥居”といいます。現在のものは1875年に再建されたもので、固定されず自重だけで立っているんです。」
旅人なかむー
「えぇ〜!重さだけで立ってるの!?すごすぎる!」
案内人イーサン
「そうなんです。潮の満ち引きにも耐えてるんですよ。しかも厳島神社には日本で唯一の“海に浮かぶ能舞台”もあって、海を背景に舞楽や能が奉納されるんです。」
旅人なかむー
「幻想的だね〜!見てみたいな。」
案内人イーサン
「背後には弥山(みせん)がそびえていて、山頂には弘法大師・空海が修行した跡があります。そこで焚かれた護摩の火は、今も絶えず燃え続けています。」
旅人なかむー
「千年以上も!?信仰の力ってすごいね。」
案内人イーサン
「また、厳島神社の本殿には海上交通を守る宗像女神である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)を祀っています。」
旅人なかむー
「海、山などの自然と人の信仰が一体になっている場所なんだね!」
対策ポイント
- 1168年:平清盛が現在のように海上に社殿を整備
- 平家の信仰・栄華を象徴
- 寝殿づくり:平安貴族の住宅様式を神社建築に応用
- 朱色の社殿が海に映える景観
- 両部鳥居:1875年再建、柱は固定されておらず自重で立っている
- 海に浮かぶ能舞台がある
- 弥山:空海の護摩の火が今も燃え続ける
- 宗像女神を祀る / 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)

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