古都奈良の文化財

登録概要と基本データ

サブタイトル:平城京を中心に花開いた奈良時代の歴史と文化

国 / 大陸:日本(奈良県) / アジア

種別:文化遺産

登録年:1998年

登録基準:②、③、④、⑥

キーワード

平城京、元明天皇、唐の長安がモデル、中国や朝鮮との交流、春日山原始林、聖武天皇、大仏

世界遺産の紹介

旅人なかむー
「ここが奈良かぁ!街全体が歴史の宝箱みたいだね。」

案内人イーサン
「そうなんです。『古都奈良の文化財』は奈良市内にある8つの資産で、全体で奈良時代の歴史と文化を物語っているんですよ。」

旅人なかむー
「奈良時代って、日本で初めて本格的な都ができた時代だよね?」

案内人イーサン
「はい。710年に元明天皇が平城京を造りました。唐の都・長安をモデルにした碁盤目の都で、中国や朝鮮との交流を背景に独自の文化が育ったんです。」

旅人なかむー
「なるほど〜。じゃあ8つの資産って、どんなところがあるの?」

案内人イーサン
「まずは東大寺。聖武天皇が国の平和を願って建立した寺で、大仏殿に鎮座する大仏は国力の象徴なんです。」

旅人なかむー
「やっぱり奈良といえば大仏だよね!近くで見ると迫力すごそう。」

案内人イーサン
「ええ、まさに圧巻です。そして興福寺の五重塔、唐招提寺の鑑真和上像、薬師寺の美しい伽藍も見どころです。」

旅人なかむー
「鑑真って目が不自由なのに日本まで渡ってきたお坊さんだよね?すごい精神力…!」

案内人イーサン
「そうなんです。律宗を伝えて日本仏教の基盤を作りましたからね。唐との交流の象徴でもあります。」

旅人なかむー
「海外との交流が奈良の文化を作ったんだね。じゃあ神社はどこが対象なの?」

案内人イーサン
「春日大社です。その背後に広がる春日山原始林は1000年以上、人の手がほとんど加わっていないんですよ。」

旅人なかむー
「1000年も!?まるで“自然のタイムカプセル”だね。」

案内人イーサン
「本当にそうです。信仰によって守られてきた自然なんですよ。最後に平城宮跡。ここは奈良時代の政治と文化の中心で、日本の都の原点なんです。」

旅人なかむー
「へぇ〜!奈良の8つの文化財って、政治も宗教も自然も、全部セットで日本のはじまりを物語ってるんだね。」

案内人イーサン
「その通りです。だからこそ“古都奈良の文化財”は、日本の歴史の大事な節目を一望できる世界遺産なんです。」

対策ポイント

  • 710年:元明天皇が平城京を造営、唐の長安をモデルにした都
  • 8つの資産:東大寺・興福寺・元興寺・唐招提寺・薬師寺・春日大社・春日山原始林・平城宮跡
  • 中国・朝鮮との交流を背景に文化発展
  • 聖武天皇の大仏:国の平和を願った象徴
  • 春日山原始林:1000年以上人の手が入っていない森

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